徳永 哲
(株)エスティ環境設計研究所 代表取締役・所長、九州大学(産学連携センター)客員教授
徳永 哲
1986年 環境設計学科卒業
現在のお仕事は?
街並みや公園の計画デザイン、風景を生かしたまちづくりの仕事です。ランドスケープデザインといいます。
現在のお仕事に就いたきっかけは?
文科系だった高校の頃、偶然見たテレビでアメリカの大学生が紹介されていて「環境デザイン」という専門があると知り、単純に憧れました。
建築設計の仕事に就いて4年目に、ある農村集落の移転計画を担当することになり、大学で学んだ「環境デザイン」を実践することができるチャンスに恵まれて、充実感と使命感を覚えました。
環境設計学科での経験で、卒業後役に立ったことは?
建築、土木、都市計画、農村計画、造園などの従来の専門の領域を超えて、その環境をトータルに捉えて提案したりデザインしたりすることが、「自分の仕事」として当たり前に思えることです。
利用者や地域住民の意見やアイデアを計画に反映させることも、環境設計学科で学んだおかげです。
在校生、高校生にメッセージをお願いします。
「この環境、もっと何とかならないのかな?」から始まってさらに意識してその環境の未来像や改善策を考えたり表現したりすること、それが環境設計です。
環境設計家というプロフェッショナルは、国際的にもまだまだ数が少なくて、だけど各地・各分野からたくさんの期待が寄せられています。あなたも、その期待に応えようとする仲間になりませんか?
主なお仕事
黒川温泉の風景づくり
住民主体のまちづくりが展開され、活気があり心和む風景が定着してきました。
特養老人ホームの前庭
近隣の保育園の子供たちが遊びに来るようになり、世代間の交流が生まれています。